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もりのにわ自家製酵母のパンとnaturalsweets

自家製酵母の本

最近になって改訂版が出たこの本。
わたしが持ってるのは1996年の初版のものなので、ずいぶんとロングセラーなのですね。
当時は自家製酵母について知りたい・・・と思っても、参考になるものはほとんど無かったような気がします。
今のようにネットでいろんな情報が集まるわけでもなく、自家製酵母でパンを焼くという世界は、
まだまだ陽のあたらない部屋の隅っこのような部分でありました。
そんなときに出たこの本は、自家製酵母の世界を明るく照らすランプのような存在でした。。。
う~ん・・・少なくともわたしの中では・・・

でも、さすが自然食通信社。
登場されてる方々、ヒッピー系!
でもって、作り方アバウトすぎ!!
かわいいイラストで酵母の作り方などが説明されているのですが、
・・・・くらい、・・・適当、・・・いい加減
そんな記述が多いです。
とってもアナログ。。。

ベイカーズパーセントとか細かいことは一切のってません。
だからきちんとパンを作りたい人には、なんじゃこりゃ・・・の本かもしれません。

でも自家製酵母パンというのは、どんなに細かくマニュアル化されたレシピを真似して作っても、
絶対同じものはできません。
結局はその人が何度も失敗しながら、自分の酵母を育てて、酵母の調子を見つつ、自分のオーブンのクセを学びつつ焼くもの。
子育てのようなもの?
参考書はあっても、結局は自分次第。

何度も焼くうちにその人なりの美味しいパンがつくれるのでしょう。
美味しさ・・・というのも、きっといろいろ。
ドイツ風の酸味のあるパンが好きな人は、そんなパンを目指していくし
子育て中のお母さんなら、子どもでも食べやすいようなパンに行き着くだろうし・・・

この本の中に登場する人たちは、それぞれの場所で自分なりの暮らしを持っているのも
すごく魅力的です。
その暮らしの中で明日食べるためのパンを焼くことは、特別な仕事ではなく、生活の一部であり
リズムになってる。

この本が再販されたことは時代を表してるな・・・と思います。
イーストのスピードではなく、酵母のゆっくりとした速度。
買ったものではなく、はじめから手作りする。

マニアックな世界であった自家製酵母パンが、これだけ広がってきた事、
うれしいな・・・と眺めています。




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